由来:11.なぜなの?「匙」と「箸」の綴りの違いと由来

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안녕하세요^^ 크리스탈이에요

여러분은 식사할 때 어떻게 드시나요? 저는 일본생활이 오래돼서 숟가락의 사용이 많이 준것 같아요. 여러분은 한국 음식을 드실 때 숟가락과 젓가락 사용을 적절하게 하시나요?

(ヨロブン、食事する時、どのようにされていますか。私は日本での生活が長くスプーンの使用は非常に減ったような気がします。皆さんは韓国料理を召し上がる際、匙と箸を適切に使われているのでしょうか。)

今日は韓国料理を食べるには欠かせない「수저:スジョ(匙と箸)」の語源についてご紹介いたします。

「숟가락:スッガラッ」の使用は古代からで、日本、中国、韓国の3カ国で使っていたのですが、それぞれの国の食習慣により、匙と箸の使用頻度は変化したと思います。

「숟가락:スッガラッ」の「숟」は、鉄を意味する古語の「솓:ソッ」から由来していますが、それは後に「술」に転訛し、「술」+「가락」が合成語になることで、「술」は「숟」になります。

「술」から「숟」に変化するのは、韓国語正書法29箇条には「ㄹ」で終わった言葉が別の言葉と合わさって合成語になる場合、「ㄹ」を「ㄷ」に表記する決まりがあるからです。

「숟가락:スッガラッ」次に出現するのが「젓가락:チョッガラッ」ですが、「젓가락:チョッガラッ」の「저」は漢字語の「箸:チョ」+「가락」が合わさった合成語です。二つの言葉が合わさることによって「저」を発音しやすくするために「저」の下に「ㅅ」のパッチムをつけています。これを「사이시옷:サイシオッ」といいます。

古代は三国とも「숟가락:スッガラッ」使用から出発して今日は各国の食文化に合わせて「수저:スジョ(匙と箸)」の使用も変わっています。

日本は韓国ともっとも食文化が似ていますが、一般的に食器は木製がほとんどですし、ご飯も韓国より水分気が多いので、「숟가락:スッガラッ」の使用よりは「젓가락:チョッガラッ」だけでも十分だったと思います。

それに対して韓国はほとんどステンレス製品の食器で熱いため、手で食器を持って食事するのが非常に難しく、水分気の少ないご飯、汁気の多い食文化なので、現在の「수저:スジョ(匙と箸)」を使うようになったでしょう。

ちなみに韓国は現在もステンレス製の箸がほとんどですが、それは衛生のためです。時代劇にもしばしば銀製の匙と箸の使用が見られますが、それは「毒」成分に敏感に反応するので、政権の争いが激しかった王様を守る一つ方法でもありました。

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由来:11.なぜなの?「匙」と「箸」の綴りの違いと由来」への2件のフィードバック

  1. まゆまゆ のコメント:

    とても楽しく読ませてもらいました。ほんと、いつも韓国のおはしは、木ではないので、使いにくくて大変です。。。だから、自然とスプーンになってしまいますが。

  2. teacher のコメント:

    まゆまゆ様 コメントありがとうございます。

    同じ漢字文化圏の国でも食文化やまた礼儀作法はかなり異なるものです。

    同じ箸でも韓国のほうはステンレス製が多いので、慣れてない方が使うには
    多少難しいでしょう。

    でも大丈夫ですよ。最近はフォークも使いますし。^^

    クリスタル

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