受講生インタビュー-専門分野を持たないといけないですね

受講生の声(2)
名前

春季翻訳者養成講座 本科コース 受講生。

お仕事をされながら、翻訳者養成講座を受講。中国への留学経験や、中国、香港でのお仕事の経験もお持ちの真面目で優秀な生徒さんでした。

----- 今のお仕事は何をされているんですか?

受講生さんの写真「今は、総合商社に勤めています。購買部で中国からの仕入れを担当している事から、中国とのやり取りが多いんです。」

----- そもそも中国語に出会ったきっかけは何ですか?

「大学で中国語専攻だったんです。
とはいっても、元々そんなに思い入れがあったわけでもなくて、中国語に限らず、英語やフランス語でも良かったんですが、中国語になったのは、なんでしょう、偶然でしょうか。元々語学には興味があったので。」

----- では、大学時代に中国語にはまったという感じですか?

「いえ、むしろ大学時代にやり残した感じが強かったので、大学を卒業してから2年間中国に留学したんです。1年は山東省の大学、1年は北京の大学でした。その後、日本に帰ってきたんですけども、1年間日本で働いてから、大陸で5年、香港で2年働いていました。」

----- すごいですね!これまでのキャリアをお聞きすると、相当中国語はマスターされているように思えるんですが。「翻訳」を意識されたきっかけとかはありますか?

受講生さんの写真「確かに中国語を話す分にはあまり問題はないんですけども、「翻訳」を意識したきっかけですか、うーん、なんでしょう、やっぱりスキルの積み重ねというか、スキルアップの必要性を感じる中で、ライティング技術を身につけたいと考えるようになったと思います。
中国語ネイティブレベルで通用する文章を書く事は本当に難しく苦手でした。」

----- 実際に「翻訳」を勉強されていかがですか?

「書き言葉の言い回しとか、中国語は文章にすると硬くなりがちですし、やはりそういったライティングの部分が難しいところでもあり、また面白いと思う部分ですね。日本語でもそうですけど、話す言葉と書く言葉は同じ日本語でも違いますし。
あとは、漠然と「翻訳」をするのではなくて、何か得意分野というか、専門性をもたないといけないなっていう意識が強くなりました。」

----- なるほど、専門性ということであれば、現在お仕事されている分野ということになりますか?

「そうですねー、むしろ、この翻訳講座で色々な文章に触れてみて、”法律”関連に興味が出てきました。なぜ”法律”なのかですか?今後仕事をしたり、生活していくうえで、”法律”は欠かせないですし、まして中国との取引となると、色々問題になることも多いですから。もっとも”法律”文書の翻訳をやってみて、自分のアンテナに引っかかったというか、面白いなと思えたのが、そもそもの理由ですけども(笑)。」

受講生さんの写真「でも、アーキ・ヴォイスさんの翻訳講座を受けてみて、個人的にはレベルアップできたなと思いました。やっぱり書く力がついたと思います。話す場合でも、最初は「話すこと」自体に抵抗がありますよね、まして中国語ネイティブの方に中国語で話しかけるのって。上達して慣れてくれば、そこを越えられるんですけど。ちょうど受講する前は、「書くこと」でそんな感じだったんです。文法的には間違っていなくても、ネイティブの方からみればちょっと不自然な表現があったりするような。それが今はだいぶ改善できたと思います。」

----- そういっていただけるのは、大変うれしいです(笑)。そもそもアーキ・ヴォイスの翻訳者養成講座を知ったきっかけは?

「インターネットで見つけました。ええ、中国語の翻訳講座を探していて、アーキ・ヴォイスさんのホームページにたどりつきました。」

----- 翻訳講座では、毎回課題(宿題)が出ますけども、平日働いておられたら大変じゃないですか?

受講生さんの写真「そうですね、平日はどうしても残業などもありますし、なかなか集中して手をつけられないので、週末にまとめてやっています。細かくきちんとやろうとすると、どうしてもそれなりに時間がかかるので、この半年間は遊ぶのもできるだけ控えています(笑)。」

----- スタッフがこんなことを聞くのもアレなんですが、私たちの翻訳者養成講座で良かったと思われた点とかありますか?

「一つは、先生方が現役の翻訳者の方でしかも優秀な方々なので、とても勉強になりました。似たような意味の単語同士の細かな違いとかをきちっと教えていただいたりとかして。
あとは、色々な分野の翻訳文章に触れられたというのが良かったです。日本語でもそうですけれど、分野によって書き言葉も変わってきますし、IT・通信分野の文章のときは辛かったですけれど(笑)。だからこそ、何か専門分野を持たないといけないなっていう意識が強くなってきたのかもしれません。」

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